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2010年6月末から7月初めにかけて、4泊5日で、スズキメソードによる“Summer Institute”
(バイオリン・キャンプ)なるものに参加した記録です。

→以前の記事:
アメリカでバイオリン・キャンプに参加(1)
アメリカでバイオリン・キャンプに参加(2)
アメリカでバイオリン・キャンプに参加(3)
アメリカでバイオリン・キャンプに参加(4)


このキャンプで、最も印象に残ったのが、グループクラスのミッチェル先生でした。

この先生の指導ぶりを見れば見るほど、“すごいな・・・”と感心し、
魅せられてしまいました。



とにかく、ユーモアに溢れていて、明るくテンポ良く子供達に声をかけていき、
飽きさせない。

そして、非常に、芸達者!
演技派、とでもいいましょうか。


明るく優しい先生でありながら、時々、 “意地の悪い女王様” キャラが登場。
2つのキャラを、絶妙なバランスで行ったり、戻ったりしながら、レッスンが
進みます。


この日は、Rest position(休めの姿勢?バイオリン用語全般、日本語でなんというのかが分からない)
から素早く、正しくBow hold(弓を持つ)をして構える、という練習。


「西部劇でパッと銃をかまえるみたいにね!」

子供達、先生を見つめて、じっと待機。
先生が合図したら、皆でシュパッ!!とバイオリンと弓を構える。


「Bent thumb? Bent pinky?」 (親指、小指、曲げてる?)


全員OK。


「なんてことなの・・・!!皆、出来てるわ!!」 

突然、意地悪女王キャラ登場。
本当に目を剥いて、怒りに満ちた表情をする先生。


「私より上手になったら、困ってしまうじゃないの!!」 と怖い顔で皆を見回す。


ピアノ伴奏担当の男の子も、すぐに調子を合わせ、従順な家来よろしく、
“まったくです・・・” といった暗い表情で首を振る。

(なに、この2人、事前に打ち合わせ済み?と思うくらい。アメリカのティーンも芸達者。)


先生、子供達に言い渡す。

「私より、上手にならないで!さぁ、“私(僕)は練習しません” と言いなさい!!」

子供達、少し戸惑いつつ、ニヤニヤしながら、 「私(僕)は練習しません」


「全員で!もう一回!」

「私(僕)は練習しません!」 



こんなこと言わされるなんて前代未聞な子供達。
可笑しくて、笑いをこらえています。


「ずっと私がQueenでいたいんだから!!」



その後、ケロっといつの間にか、元のキャラ(?)に戻り、指導が続くのでした。




あるときは、目をつぶって弾かせてみたり。
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あるときは、こんなオモチャを使って、Dynamics (音の強弱)を教えたり。
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オモチャが大きくなったり、小さくなったりするのに合わせて、皆で音の強弱をつけて演奏。
“Bright color”(明るい色) “Light color”(薄い色) といった表現も。
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曲によっては、弾ける子だけが立って弾き、他の子は座って聞く。
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あるときは、Bow hold の練習。
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「Dr. Suzukiは、弓を立てて持ち、左右に動かす練習を1万回やるように、と言ったんですよ。
英語版では、ただ”a lot“ と訳されてますけどね・・・小指をきたえることが大事なんです。」

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あるときは、キラキラ星を。

「こんなリズムはやったことないでしょ」
タッタンタタタタ タッタンタタタタ・・・

次は普通バージョンを弾きながら、A(ラ)の音でおじぎをして、E(ミ)の音で片足を上げて
弾いてみましょう。
やっている子供も、見ている大人も、楽しくて笑ってしまいます。

あるときは、Long Long Agoを。

「この曲は“Rainbow Dynamics” で弾いてみましょう。」
はじめは小さく、徐々に大きくなって、また小さくなる・・・を繰り返す。
その様子を虹にたとえて、先生が描く振りをする虹に合わせて、強弱をつける。



あるときは、キラキラ星のいくつかのバリエーションが上手に弾けた子供たちに対し、
心底驚いたような表情で、
「Too many super humans in the room!」


あるときは、弓だけを見て、bow holdを維持しながら弾く練習。

親たちに子供の周りで変顔させたり、ふざけさせて、子供の気を散らさせようと
する。
子供は、それに負けちゃいけない(^^)

「You are so beautiful!I’m in cry!」 (なんて素晴しいの!先生泣いちゃうわ(><))

子供達、得意気。


別のリズムでも挑戦。

「Holly Macaroni !!」 (すごい!!)
「I’m still in love with your bowhold!」 (やっぱりあなたたちの弓の持ち方ステキだわ!)



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あるときは、Dynamicsゲーム
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宝探し。
先生が隠すものを決め、皆に見せる。子供の一人が選ばれて、部屋の外へ。

その間に、部屋のどこかに隠す。
外に出ていた子が呼ばれ、隠されているものを探す。
ヒントは皆で演奏するバイオリンの音。隠し場所に近づけば、演奏の音を大きく、
離れれば離れるほど、音を小さく弾く。
音の大きさを頼りに、隠し場所を見つける。

これも子供達、とても楽しそうだった。




とにかく、表情豊か。子供を惹きつける工夫が盛り沢山。
この道の職人芸とでも呼びたくなるようなレッスン。
本当に素晴しかった。

普段、大地が教わっているS先生も、このミッチェル先生系の教え方をする人で、素晴しいし。


日本ではどうなんだろう?
どんな先生で、どんなレッスンのやり方なんだろう?

ここまで芝居チックで盛り上げ・褒め上手な先生って、私が子供の頃ピアノを習っていた
経験からは、あまり日本では想像できないんだけど、今は違うんだろうか?

スズキメソードの先生なら、この点は共通なのだろうか?



レッスン中にポロっと、先生が「日本に行ったことがある」と言っていたので、レッスン後、
話しかけてみました。

「私たち、今はテキサスに住んでますけど、日本出身なんです」 と言うと、

「まぁ、そうですか(^^) 私は、2回、Matsumotoに行ったことがあります。
ドクター・スズキからも、直接指導を受けました。
(大地に向かって)日本から来たなんて、素晴しいわね。
先生も日本で生まれたかったわ。(⌒∇⌒)」


そして、今どこに住んでいるの?Home teacherは誰? と聞かれたので、
S先生の名前を答えると、ミッチェル先生はにっこりとして大きく頷き、

「彼女のことは知っています。とても素晴しいteacherです。」


日本人の指導者を尊敬し、その教えを受けたアメリカ人から、ここアメリカで、
日本から来た大地が指導を受ける。とても不思議な気分。



ところで、レッスン中に、余談的に先生が言われたことで、妙に可笑しく納得することがあった。

子供(&親)がバイオリンをやめたくなる時が、Book1で4回訪れるのだそうだ。


①「キラキラ星」が永遠に続くような気がするとき
②「無窮動」から全く進まなくなったとき
③「メヌエット1」「メヌエット2」 
④「ガボット」の難しさに



親たちが大いに“あ~”と納得して笑いながら頷いていた。皆、そうなんだ・・・!
うちも今、正に、② だ!!

誰もが通る道なんだ、と少しホッとしたのでした。。



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