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2010年6月末から7月初めにかけて、4泊5日で、スズキメソードによる“Summer Institute”
(バイオリン・キャンプ)なるものに参加した記録です。

→以前の記事:
アメリカでバイオリン・キャンプに参加(1)
アメリカでバイオリン・キャンプに参加(2)
アメリカでバイオリン・キャンプに参加(3)
アメリカでバイオリン・キャンプに参加(4)
アメリカでバイオリン・キャンプに参加(5)


キャンプ中には、親向けの講演会もあります。(自由参加)
子供たちは大きな部屋に集まって皆で演奏しているので、この時間帯だけは、
子供と離れることができます。


講演は3回ありました。

“Parent Education”
“Practice Strategies: How to get to book 10 without practicing 3 hours a day”
“Caring for your instruments”


中でも、やはり、“Practice Strategies: How to get to book 10 without practicing 3 hours a day”
に皆、興味津々のようでした。

「練習戦略:一日3時間も練習せずに10巻まで行く方法」

講演を聞く態度にも、親たちの熱意が感じられます。
皆、多かれ少なかれ、苦労してるんだろうな~。
(もちろん、私もです)


講演者は、自身の3人の子供たちもチェロをやっているというチェロの先生。
その先生に自分の子供がずっとチェロを教わっているというお母さん。

2010.07.04 151

以下、私の大雑把なメモから、内容を箇条書きで。



「うちの息子も“キラキラ星”で1年かかりました。
4歳で始めましたが、走り回るのが大好きなタイプの子です。」


「楽器の習得は、マラソン。短距離走ではありません。」

「うちは、毎日練習しています。」「うちもです。」
「朝早く起きてやっています。」


Every Single day (ま・い・に・ち) です。
そういう家庭が、成功してます。」


(やっぱり、そうよね・・・と聴講者から軽いため息と苦笑い)


「毎日のスケジュールは非常にorganizedされていて、argumentはありません。」

(このチェロの先生の子供たちは、学校に通っておらず、ホームスクーリングをしている。
午後1時くらいまでに、勉強を終わらせてしまうのだとか。一日中、家に子供が3人いて、
食事を用意して、勉強をみて、チェロの練習をさせて、チェロの教師としての仕事もして・・・
私にはとても考えられないのだが。)


「6歳の頃は、カレンダーを活用していました。兄と弟、どちらが先に何をやるか、
を書き込んでいました。
○がついている項目を兄が先にやって、その間、△がついていることを弟がやる、とか。」


「学校の宿題が多いときは、どうすればいいか?

  宿題の合間、休みをとり、20分でもいいから、やるんです。時間を作るんです。
5分ずつでもいいから時間をつくり、それを3回、4回集めれば、15分や20分になります。
先生にも一緒に練習プランを考えてもらってください。」


「スポーツなど、他にやることがある場合は?

   他の家庭と比べることではありません。何をやりたいか、何をやらせたいか、は、
それぞれの家庭で決めることです。家族で話し合うことがいいでしょう。
What do you want for your child?(子供に何を望みますか)」


(結局、やりたきゃやればいいけど、その分、どちらも極めるのは難しくなるよ、
ということだろうか。)


「うちの子も、1日1時間以上は練習してません。 
その子の選択です。それでいいんです。」

(でも、1時間も練習するようになってくれれば、いいよなぁ・・・)


「練習のプランが必要です。“いつ” “どこで” “どのように” “なぜ”」


「楽器はいちいち片付けない。練習場所を決めておいて、楽器もいつでも触れるように、
置きっぱなしにするといいでしょう。」


「子供には、練習がいつ終わるかが分からないんです。だから、例えば、
10個のジェリービーンズや、10個のミニカーを使って、練習項目が一つ終わるごとに、
1つ口に入れるとか、1つ置いていく・・・とか、進み具合が見えるようにすると良い。」



  Visual Reminder という言葉を使っていました。
  “Where they’re going”  “Where they’ve been“ を子供に分かりやすくすること。


「大切なのは、見えること、触れること、食べられること(笑)」


「毎日、パーフェクトとは限りません。」


「結局、10巻までいくのに、何時間必要か?

   1日10分、では、数年かかっても、1巻止まりでしょう。
 
(やっぱりね・・・と、親たち苦笑い&ため息)

14歳で、今、全米一美しく弾ける子がいます。
その子でも、1巻(Book1)に2年、2巻(Book2)に2年かかりました。
とにかく、続けることです。(Consistent)」



(うちは、2年半かかって1巻の半分・・・ この調子では、1巻終えるのに
 4年はかかりそうなのだが・・・)


「音楽を積極的に聴くことも大事です。(Active listening)
 親子で楽譜を追いながら聞くことは、とても良いです。」


「メトロノームをとり入れると、4割、上達が速くなります。」
 

(うちは全然取り入れてないなぁ。先生から全く言われないからなぁ・・・)


「親は、レッスンのノートをとること。練習のレシピを作ること。」

(子供が小さいときからの全てのレッスンの記録が一冊のバインダーに詰まっています、とのこと。
私も小さいノートだけど、記録はつけている。4歳の頃の記録など、すでに非常に懐かしく、
私にとってとても貴重なものになっています。)


「旅行に行くときなどは、どうしたらいいか?

   普段、毎日練習しているなら、1週間くらいは楽器から離れてもOK。
でも、常に、CDは持参して、毎日聞くこと」


「Make sure every practice session ends successfully.
練習の最後はいつも、“上手く出来るもの” で終わること。
“あ~、上手く出来たな~”という良い気分で練習を終わらせ、次に繋げること。」



・・・と、ざっとこんな内容の講演でした。


結局、これ!!という 「一日3時間も練習せずに10巻まで行く方法」 は示されなかったものの
(まぁ、そんなものは無いんでしょう)、ポイントをまとめてみると、


・一日、10分の練習では少なすぎる。1時間くらいなら、まぁOK?
・王道はなし。とにかく、毎日、忙しいときは短時間でもいいから、練習すること。
・子供には、練習の進度が目に見えることが有効。ごほうび的なこともとり入れて。




ここで聞いたアドバイスを取り入れ、また気分新たに子供の練習に向き合おうと思いました。



********************

もう一つの講演でも、別の講師(バイオリン教師)が、共通することを言っていました。


2010.07.04 102



「Practice everyday. とにかく、毎日練習。何事も、1万時間やると、極められます。」

「言い訳は無しで。“うちは、こういう家庭なんです”、と言い切る。
(This is the family you were born into.)

クリスチャンの家庭は、毎週日曜日に教会に行くでしょう。それと同じように。
“うちは、音楽をやる家庭なんだ” と。

子供が真面目だとか、真面目じゃないとかは関係ないんです。」




この言葉は、ちょっと、目から鱗、だった。


あぁ、そうだ。うちは “音楽をやる家庭” なんだ。


そう、信仰を持っている家庭なら、子供だってほぼ自動的にその活動が生活に
組み込まれるじゃないか。



子供たちに楽器をやらせている家庭は(とくに男子は)、絶対数でいうとやはり少数派で、
「小さいうちから無理矢理させなくても・・・」「かわいそう・・・」という外野の感想が
チラっと聞こえてきたこともある。

(ダンナからもチラっとこういう意見が出たときは、ショックで非常に腹がたったが。
100%同じ方向を向いてくれていると思っていたので)


だけど、私はこの信念を貫きたい。


他のお母さんたちと子供の習い事の話になり、楽器をやっているというと、
会話の相槌的な感じで、

「楽しんでやってますか?(^^)」

などと聞かれるので、私もいつも答える。

「いいえ、嫌がってます。やめたい、としょっちゅう言ってます。(⌒∇⌒)」


でも、と心の中で呟く。

“うちは、音楽をやる家なんです。そう決めたんです。”


関連記事:
アメリカでバイオリン・キャンプに参加(7)
アメリカでバイオリン・キャンプに参加(8)


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